「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」という今後大ヒット確定のラノベについて～※ネタバレ注意～

みなさんこんにちは、みーあんですm(_ _)m

今回は、個人的に今後絶対大ヒットすると確信している一つのライトノベル作品が単行本化したので、この機会にご紹介したいと思います。

そのライトノベル小説とは
「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」
という作品で、一件タイトルは危なげですが、内容的には切なかったり心が暖まったりと心が揺さぶられる作品となっています。

それではさっそく紹介していきましょう(^^)/

ひげを剃る。そして女子高生を拾う。【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)

「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」の魅力について

それではまずこの作品のあらすじとともに魅力をご紹介していきます。

あらすじ

東京に住む26歳のサラリーマン「吉田さん」は失恋してヤケ酒をした帰り道、「ヤらせてあげるから泊めてよ」と言う北海道からの家出女子高生「沙優ちゃん」と出会います。

（沙優ちゃん→偽名の可能性あり）

「吉田さん」はヤケ酒で気分が悪く、言い合いができなかったので押しに負けて女子高生を泊めてあげることとなります。

この作品は、その出会いがきっかけとなり、「吉田さん」と「沙優ちゃん」が不思議な共同生活を送り始めるところから始まる物語です。

ひげを剃る。そして女子高生を拾う。 (1) (角川コミックス・エース)

魅力

この作品の魅力はたくさんありますが、なかなか言葉にしづらいものばかりで困ってしまいます笑

しかし、とりあえず言葉にできる３点ほど、この作品の魅力についてお話してみようと思います。

吉田さんのかっこよさ

はい、まずはこの作品の主人公である「吉田さん」の魅力が非常に高いというところです。

一番最初、フラれてヤケ酒をしてしまうようなすこしだらしのないシーンから入ります。

しかし普段は少し厳しめですがどこまでも優しく職場の人からも信頼される人柄となっています。

女子高生の「沙優ちゃん」は今まで出会ってきた男性達とうまくやるため「身体を提供する」、「無理矢理笑顔をつくる」など女子高生にはふさわしくない考え方を持ってしまっていました。

そんな「沙優ちゃん」に対し、「吉田さん」は考え方を正すようきちんと怒り、指導してあげます。

また、魅力的な「沙優ちゃん」に迫られても相手にしなかったり、５年間好きな人を思い続けたりというまっすぐな芯の通った性格にも憧れました。

「女子高生に手を出さない」、「未成年の前でたばこを吸わない」等当たり前のことですが、世の中にはたくさんの守れない方がいるので、どうしてもそれが守れる「吉田さん」が格好良く見えてしまいます。

不思議なものですね。

▲「ひげを剃る。そして女子高生を拾う　1巻単行本36ページより」

家出女子高生の可愛さ

次に家出女子高生「沙優ちゃん」の魅力についてですが、正直半端ないですね。

一番最初「ヤらせてあげるから泊めてよ」と「吉田さん」にお願いしたところが第一印象となるので軽い遊んでいる女の子の様に感じますが、本当は内心とても怖くて気持ち悪かったようです。

その本音を「吉田さん」に打ち明けるのは少し後になりますが、今お話したように「沙優ちゃん」はとても繊細な心をもった女の子なのです。

小説を読んでいると不安定でちょっと危なっかしい女子高生の心中が伝わってきてすごいなと思いました。

また「沙優ちゃん」は家出をしてきたといってもスキルは高い女の子で、料理や家事全般を完璧に熟すことができます。

「吉田さん」が帰宅する前には必ず全ての家事を終わらせ、「吉田さん」を出迎える健気さがとても魅力的でした。

「沙優ちゃん」は「吉田さん」と出会う半年前に北海道の家から家出をし、あらゆる最悪の手段で他人の家を転々としていました。

「一番嫌な事から逃げるために、それ以外の嫌な事を全て我慢すると決めた」という「沙優ちゃん」の真剣な様子に切なくなりました。

家出前には一体どのようなことがあったのでしょうか。

「吉田さん」と「沙優ちゃん」の関係性

▲「ひげを剃る。そして女子高生を拾う　1巻原作挿絵より」

物語が進むに連れ、「吉田さん」と「沙優ちゃん」の関係性がとても強くなっていきます。

「吉田さん」は「沙優ちゃん」との生活に楽しさを覚え始め、「沙優ちゃん」が帰りたくなるまで不自由なく暮らせるように色々買いそろえたり、仕事を定時で終わらせてできる限り早く帰宅しようと保護者性が強くなっていきます。

また「沙優ちゃん」は「吉田さん」が今までの人とはまったく違うタイプの人だと認識します。

今までその家の男性が居ない時間が一番安心できていたところでしたが、「吉田さん」の場合は、居ない時間の方が不安になってしまうというように「吉田さん」にだけは捨てられたくないという気持ちが芽生えてきます。

その後たくさんの出来事があってゆっくりと2人がお互いに惹かれ合っていく展開はにやにやが止まりませんでした(*´｀*)

いま説明した三点以上にたくさんのなんとも言えない魅力が詰まっている作品なので是非ご一読くださると嬉しいです！！

小説とコミックについて

小説とコミック、どちらを読むべき？

はい、個人的には小説が読めるのであれば小説を読んでほしいと思います。

この作品は特にキャラクターそれぞれの心境にとても魅力を感じるものと思いました。

主人公目線で語られるシーンが多いですが、「沙優ちゃん目線」、「職場の後輩ちゃん目線」などを交えて書かれているのでそれぞれのキャラの心境が確認しやすいためオススメです。

台詞やシーンも当然小説の方が多いですしね(*^_^*)

しかし、小説を読むのも正直一苦労という気持ちは私も分かります。

コミックは絵で「沙優ちゃん」の可愛さを十分楽しむことが出来ると思うので、とりあえずコミックから読んでみるというのも当然有りですね！

ちなみに比べてはいけませんが、小説の挿絵は超可愛いですよ(*^_^*)

▲「ひげを剃る。そして女子高生を拾う　1巻原作13ページより」

▲「ひげを剃る。そして女子高生を拾う　1巻単行本2ページより」

単行本１巻は小説１巻のどこまで？

今回単行本化した１巻は小説の252ページまでで、残り64ページを残した状態で終わっています。

内容的には「沙優ちゃん」が家から居なくなったところまでですね。

小説の１巻ではその後「沙優ちゃん」を発見して一段落するまでが書かれているので、小説の方は読み終えた後安心できます。

個人的には、発見した後の話がとても感動したので、できれば単行本の方もそこまで書いてほしかったというのが感想ですね。

間が空いてしまうと感動が薄れてしまう気がしますからね(^^;)

しかし、単行本のみ購読する方は絶対に次の巻に手を出してしまいます。

さすが、うまいと思いました笑

ちなみにコミックは特定のお店で買うと特典が付いてくるのでお得です。

まとめ

はい、ここまで長々と個人的な意見・感想をお話してきましたが、この作品の魅力を伝えるにはまったく不十分だったと思います。

ただの、変なタイトルのラノベだと思わず試しに一読していただけると嬉しいです！

単行本化して見やすくなったので、これからどんどん人気が出てくること間違いなしなので今のうちに呼んでおくと良いですよ！

まあ、今の段階でラノベは「このライトノベルがすごい！2019」で2部門ランクインしていますしねｗ

ちなみに私には女子高生の妹がいますが、ほんとにガキにしか見えません。

あの年齢の子に手は出す気になりませんね、安心しました笑

ひげを剃る。そして女子高生を拾う。２【電子特別版】 (角川スニーカー文庫)

ひげを剃る。そして女子高生を拾う。3 (角川スニーカー文庫)